もう10年以上たつんちゃうかな 始まりがどうしてどうなったかも
わからんけど いつの日か喉に痰が絡んで取れなくて 息苦しくて
咳ばらいをするようになった
おさまっても すぐにまた痰がどこからか
降りてくる どうなってるんやろ
だからいつも軽い咳をしながら痰を追い払おうとしている
咳を続けてするのは しんどいことや
痰がとれても今度は喉がかすれて痛くなる
悪循環!
それでは治るどころかますます息苦しくなる
寝ているときも同じ 痰がへばりついて息苦しくて目が覚めることも…
内科 耳鼻科 呼吸器科 症状訴え検査をしたけど
どこも異常なしという診察
異常がないから治療も投薬もない
気のせいやと自分に言い聞かせ耐えるのみ
こんな時期が長く続いている
ただ いまの私にできるせめてものことは同じ症状の方を
探し出し 苦しみを共有したいだけ…
そんな思いでネットで情報集め
ある書き込みを見つけた 私と全く同じ苦しみ
その答えとして某ドクターの書き込みがあった
病名は 「咽喉頭異常感症」
時がたつのも忘れ見入ってしまった 少しでもなんとかなれば…
これが効くと書かれてあった
早速 かかりつけの医師に事情を話し 半夏厚朴湯を
投与してもらうことになった
食事の前後に一日3回 めんどくさいなと
思いながらも1か月試しにやってみることにした
この症状と並行して私にはもう一つの悩みがあった
こちらもかれこれ5年くらいになる
隣に寝てた嫁から指摘されて心斎橋にある専門病院
で一泊して検査を行った
一分間に34回 呼吸が止まっていると言われた
重度ではないが中程度の無呼吸症であった
重度になれば手術かCPAPという呼吸器で
無理やり空気を送り込み その作用で気道が
ふさがれるのを阻止するわけだ 力技やな
でもこの器具は買取ができなくてリースで
定期的な病院通いも必要となってくる
私の場合はここまでする必要もないと言われ
無呼吸専用のマウスピースを作ることになった
マウスピースは歯医者さんで作る
結構高くついて一個で¥10000前後かかったような
気がする
下の歯並びを上より少し押し出して固定するものである
付けたとき受け口のような感じになる
こうして気道がふさがるのを防止するのであるが
寝ているときに外れたり きつく噛みしめるので
とうとう高価なマウスも破損してしまった
そんなことしてる間に時がたち 嫁と寝室を
別にすることにもなって誰からも言われることも
なくなったので てっきり本人は病気が治ったと
思い込むようになった
しかし時々 朝目覚めるとき頭痛がしたり
喉が異様に痛かったり また寝不足を感じるとき
があった
ひょっとしたら喉の痰のからみもこの無呼吸症候群が
原因ではないかと思うようになってきて
いつものお医者さんに相談して 再度無呼吸症候群の
検査をすることにした
以前の時のように激しくはなかったがやはり1分間に24回
呼吸が止まりまだ病気が治っていないことがわかった
いまなお 喉に痰が絡み 自分では気が付かんけど
まだ無呼吸症は続いているのか
嫁に言われて 今度は京橋駅前の耳鼻咽喉科へ行った
喉周りのレントゲンも撮った
やっぱり異常なしやった 無呼吸症のせいでもないとのこと
「後鼻漏かな~」と先生がつぶやかれた
そして言った 「大きな病院で診てもらったことがあるか?」と
それは今までなかった 100年の歴史をもつ大阪北野病院に
紹介状を書いてもらうことになった 呼吸器内科である
大きな病気が潜んでいたら大変やからと言われ
会社を休んでCT検査まで受けた
さすが大病院やな 3時間半かかった
念の為 3か月空けて もう一回CT検査をする予定
異常がなかったんは良かったけど
そんならこの症状は何が原因なんやろか
やっぱり「後鼻漏」なんやろか
続く